古賀邸

佐賀県

賀県南西部の農村地域には江戸末期から明治にかけてつくられた多くの茅葺き民家が点在し、昔ながらの穏やかな景観を残しています。

古賀邸も以前は、数件連なる茅葺き民家群の中の一軒だったのですが、今回建て替えの依頼を受け、茅葺きから瓦葺に建て替えています。





建て家、上棟式とも呼ばれ、一般的に新築の家の土台が出来上がり、柱、梁、桁、力板などの骨組みが完成したあと棟木を 取り付けて補強する際に、建物の守護神と匠の神を祀って、棟上げまで工事が終了したことに感謝し、無事、建物が完成することを祈願する儀式です。

上棟式では、魔よけのための幣束(へいそく)を鬼門に向けて立て、四隅の柱に酒や塩、米などをまき、天地四方の神を拝み同時に棟札に上棟年月日、建築主などを書き、棟梁が一番高い棟木に取り付けなどを行います。